Windows Phone アプリをデバッグしている時 分離ストレージに書き込んだデータを確認したい事、ありますよね?
ISETool.exe を使う
Windows Phone SDK には ISETool.exe というツールが付属していて、指定したアプリの分離ストレージを読み書きすることができます。
アプリはプロダクト ID で指定します。ドキュメントには「WMAppManifest.xml ファイルの ProductID」と書かれていますが、これは Silverlight アプリの事で、ユニバーサルアプリの場合は「Package.appxmanifest ファイルの ProductID」になります。
例えばエミュレーターで動いているプロダクト ID 0ed7b769-7407-4e8f-bed2-xxxxxxxxxxxx のアプリの分離ストレージを確認したい場合は、
.\ISETool.exe ts xd 0ed7b769-7407-4e8f-bed2-xxxxxxxxxxxx D:\Work
こうすることによって分離ストレージの内容が D:\Work\IsolatedStore にコピーされます。便利ですね。...いや、面倒だろ、どう考えても。
更に ISETool.exe で確認できるのは分離ストレージの内容だけで、ローミング領域の内容を確認することはできません (たぶん)。なので、上記ドキュメントの最後にも書かれている IsoStoreSpy を使ってみたいと思います。
IsoStoreSpy を使う
まずは CodePlex から IsoStoreSpy をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍・実行し、右上メニューの「WP Application」を選択します。
接続先のデバイスまたはエミュレーターを選ぶとデバッグしているアプリ一覧が表示されるので確認したいアプリを選んで「Select」をクリックします。
するとこんな感じで分離ストレージの内容を確認することができます。ここからフォルダ・ファイル単位でダウンロード、アップロード等を行う事もできます。
更にフロッピーマーク*1横のコンボボックスで 分離ストレージ (Local)、ローミング領域 (Roming)、一時領域 (Temp) を切り替えることもできます。
これでデバッグが捗りますね。
*1:こういうのはいつまでフロッピーなんでしょうね?