新しい優先受信トレイ機能
Microsoft フォーラムの質問で知ったのですが、同じテナントにも関わらず Outlook on the Web の環境がユーザーによって違う事があるそうです。
試しに新しいユーザーを作ってみると、確かに見慣れない表示になりました。
どうやら、こちらの優先受信トレイが有効になっているみたいですね。
オプションの内容も、少し変わっていますね。
(優先受信トレイとクイック操作の項目が増えています)
(クイック操作は早急に訳語を統一して欲しいところですが...)
ここで「メッセージを分類しない」を選ぶと従来の表示に戻ります。
何故、新しいユーザーだけ・・・? と思っていたのですが、メッセージセンターを読み返してみると 10/24 にアナウンスが出ていました。
従来の低優先メール (Clutter) が優先受信トレイ (Focused Inbox) に切り替わっていくため、11/1 頃から新規に作られたユーザーは Outlook が少し変わっているのだそうです。
僕のアカウントに新機能が来てないなんて許せn...同じテナントで UI に差があるのはよろしく無いので何とか統一したいところですね。
優先受信トレイを PowerShell で設定してみる
まず、組織全体の優先受信トレイ機能の On/Off は PowerShell で Exchange Online に接続した上で Set-OrganizationConfig の FocusedInboxOn を設定することで制御することができるようです。
初期値は null になっていたので、明示的に true をセットしてみました。
また、ユーザーごとの制御は Set-FocusedInbox で行うことができるようです。
上の新規ユーザーは FocusedInboxOn が true になっていたので僕のアカウント true を設定してみたのですが、当然ながら Outlook on the Web に変化はありませんでした。
また、組織全体で優先受信トレイを Off にしても、ユーザーのオプション設定が優先しているようで、環境をあわせるという目的も果たせてないように見えます。
しばらくの間はユーザーによって少しだけ UI が違うという、人によっては困った状況になりそうなので、はやく全体に更新が行き渡るといいですね。