OneDrive for Business と OneDrive どちらがいいかと聞かれたので、ちょっとご紹介を。
つい先日、 OneDrive for Business の新機能についての発表がありました。
The browser experience in OneDrive for Business gets a makeover | OneDrive Blog
先行リリースのテナントでは即日、その他のテナントでも数ヶ月の間には適用されるようです。僕のテナントでは既に有効化されていました。
見た目
今 OneDrive for Business を開くとこんな感じです。
ちなみに OneDrive だとこんな感じ。
ほぼ一緒ですね。
ファイルの選択
マウスで複数ファイルを選択したり Ctrl+A で全選択できるようになっていました。
選んだファイルをマウス操作で移動することもできます。
これも OneDrive と一緒ですね。
操作メニュー
何かファイルを選んだときのメニューも大体一緒です。
OneDrive for Business と
OneDrive
OneDrive にある埋め込みはちょっと便利な機能ですね。もちろん OneDrive for Business でも可能ですが、ちょっと面等な手順が必要になります。
フォルダや複数ファイルを選んだときのメニューにも違いがあります。
OneDrive for Business
OneDrive
OneDrive だとフォルダや複数ファイルをダウンロードすると zip で圧縮してくれるのですが、OneDrive for Business ではまとめてダウンロードすることはできません。これだけは地味に不便です。何とかアップデートで対応して欲しいですね。
ちなみに複数ファイルのアップロードについては OneDrive for Business でも OneDrive でも可能です。但しこれはブラウザの機能に依存するので、現状 Chrome だけで可能です。
このあたりの不便さは OneDrive 用の同期クライアントを使うことで補うことができます。同期クライアントは OneDrive for Business と OneDrive で同一なのでできることも同じになります。
共有
共有機能も同じような感じです。
OneDrive for Business では同じテナント内のユーザーへの共有設定の他、外部ユーザーに公開する URL の作成をすることができます。有効期限の設定は OneDrive にはない機能ですね。
OneDrive は基本的には公開用の URL を作るだけです。作った URL をメールしたり Facebook や twitter で告知したりできる機能は便利そうですね。
とまぁこんな感じで、両者でできることはほぼ同じになっています。
実際、僕自身は OneDrive for Business がメインで特段困ったことはありませんが、個人で使うという切り口では OneDrive から移行するメリットは少ないかもしれません。OneDrive for Business 単独ではなく、Exchange Online 等とセットで利用を検討するのがいいと思います。