Office 365 を導入するときに全社的ではなく一部の部門だけで導入するようなケースもあると思います。そんなときは既存のドメインはそのままにしてサブドメインで運用したいですよね。
という訳で 今回は以前 取得することになってしまった kazuakix.jp ドメインに o365.kazuakix.jp というサブドメインを作って登録してみることにします。
ドメインを登録しようとすると確認のために TXT レコードを追加するように表示されます。これを管理者に連絡して DNS に登録してもらうことになります。
ちなみに kazuakix.jp ドメインは Azure DNS で管理しているので、以下のような感じで登録をしました。
$rs=New-AzureDnsRecordSet -Name "o365" -RecordType TXT -ZoneName kazuakix.jp -ResourceGroupName DnsResourceGroup -Ttl 3600 Add-AzureDnsRecordConfig -Value "MS=ms13284512" -RecordSet $rs Set-AzureDnsRecordSet -RecordSet $rs
Azure DNS の操作については以前のエントリを参照ください。
ドメインを所有していることが確認できたら続きの設定をおこなうことができます。
ここで DNS の管理を Office 365 に移行できると楽なのですが、「ドメインが第 2 レベルのドメインではないため、このオプションを選択することはできません」と出てきました。
今回の場合、.jp が第 1 レベル、kazuakix で第 2 レベル、o365 で第 3 レベルとなるので自分で管理するしかないみたいです。ちなみに プランは Business Premium と E3 で試してみたのですが同じ制限でした。
仕方がないので画面で指定される内容をセットアップしていきます。Azure DNS を使う場合は以前のエントリを参照ください。
今回、TXT レコードだけはドメインの確認の部分で値を設定していたので一度レコードの内容を消してから設定しなおしました。
$rs = Get-AzureDnsRecordSet -Name "o365" -RecordType TXT -ZoneName kazuakix.jp -ResourceGroupName DnsResourceGroup $rs.Records.Clear() Add-AzureDnsRecordConfig -Value "v=spf1 include:spf.protection.outlook.com -all" -RecordSet $rs Set-AzureDnsRecordSet -RecordSet $rs
ともかく、これでサブドメイン運用ができるようになりました。
もし会社でシステム管理者が別にいる場合などはいろいろとレコードの追加をお願いするこになって面倒くさがられるかもしれませんね。
第 3 レベルドメイン移行であっても DNS を Office 365 で管理できると グッと敷居が下がってゲリラ的な導入も進むと思うんですが難しいんでしょうかね。