kazuakix の日記

Windows Phone とか好きです

Office 365 Message Encryption を利用できるユーザーは?

 Office 365 Message Encryption の新機能を使うには

  • Exchange Online または Exchange Online Protection と Azure Rights Management
    (= Office 365 E3/E5)
  • Exchange Online または Exchange Online Protection と Azure Information Protection のサブスクリプション

のいずれかが必要となります。

ライセンスが割り当てられていないユーザーが使おうとすると、どうなるのでしょうか?
 

Outlook で試してみる

 Outlook でメールを保護する場合、オプションタブのアクセス許可から設定します。

f:id:kazuakix:20171028205610p:plain

 Office 365 Business アカウントでインストールした Outlook だと、このボタンが表示されていません。

f:id:kazuakix:20171028203904p:plain

 試しに、この Outlook で E3/E5 のアカウントをセットアップしても表示されないので、単に Office 365 Business だと表示されないというだけのようです。

Outlook on the Web で試してみる

 次は Outlook on the Web で試してみます。Office 365 E5/E3/Business が混在しているテナントで Business Essentials のライセンスを割り当てたユーザーにも保護ボタンは表示されています。

f:id:kazuakix:20171028210104p:plain

 そのまま普通に暗号化できてしまいました。また、E3/E5 ユーザーから送られた暗号化メールについても問題なく表示できます。

f:id:kazuakix:20171028210224p:plain

 つまり、テナントとして Office 365 Message Encryption を有効にできたら、割り当てられているライセンスに関わらず利用できるようです(少なくとも今のところは)。
 ライセンスが混在しているテナントをお使いの場合は試してみてください。