例えばご家庭のメールサーバーを構築中、MX を切り替える前にメールを送受信してテストしてみたい...なんてケースがあると思います。
こんな時は適当なサーバーに Postfix なんかを入れて transport_maps 書いてテストメールを送信してみるんですが、きょうび 25 番ポートで気軽に外に繋がる組織や ISP も少ないですよね。と言うわけで、今回はお手軽に Office 365 にコネクタを追加して配信経路を設定してみました。
Exchange 管理センターのメールフローを開いて新規のコネクタを追加します。
最初にメールフローのシナリオを選択します。
今回は送信元を Office 365 、送信先をパートナー企業として先に進みました。
次に、これから作るコネクタの名前とコメントをつけます。
何でもいいのですが、後からわかりやすいように送信先のドメイン名にしました。コネクタ保存時に自動的に設定がオンになるようにチェックもつけておきます。
コネクタを有効にしたいドメイン名を XXXXX.jp のような FQDN で指定します。サブドメインも含めて有効にしたい場合は *.XXXXX.jp のように 2 行に分けて書きましょう。
メッセージのルーティング先として、メールを送りたいサーバーの IP アドレスを直接指定します。
続いて相手メールサーバーへの接続方法を指定します。
今回はセキュリティ保護なしの SMTP で接続したかったので、セキュリティ保護のチェックを外しました。
設定内容が表示されるので内容を確認して 次へ を押します。
最後に設定の確認のためにメールを送ってみることのできるアドレスを指定します。
無事にメールが届くと設定は完了です。保存 を押して設定を有効化しましょう。