kazuakix の日記

Windows Phone とか好きです

Exchange Online で特定ドメイン宛ての配信経路設定をする

例えばご家庭のメールサーバーを構築中、MX を切り替える前にメールを送受信してテストしてみたい...なんてケースがあると思います。

こんな時は適当なサーバーに Postfix なんかを入れて transport_maps 書いてテストメールを送信してみるんですが、きょうび 25 番ポートで気軽に外に繋がる組織や ISP も少ないですよね。と言うわけで、今回はお手軽に Office 365 にコネクタを追加して配信経路を設定してみました。
 
Exchange 管理センターのメールフローを開いて新規のコネクタを追加します。

f:id:kazuakix:20161016215218p:plain,w500
 
最初にメールフローのシナリオを選択します。
今回は送信元を Office 365 、送信先をパートナー企業として先に進みました。

f:id:kazuakix:20161016221245p:plain,w500
 
次に、これから作るコネクタの名前とコメントをつけます。
何でもいいのですが、後からわかりやすいように送信先のドメイン名にしました。コネクタ保存時に自動的に設定がオンになるようにチェックもつけておきます。

f:id:kazuakix:20161016220632p:plain,w500
 
コネクタを有効にしたいドメイン名を XXXXX.jp のような FQDN で指定します。サブドメインも含めて有効にしたい場合は *.XXXXX.jp のように 2 行に分けて書きましょう。

f:id:kazuakix:20161016220651p:plain,w500
 
メッセージのルーティング先として、メールを送りたいサーバーの IP アドレスを直接指定します。

f:id:kazuakix:20161016220658p:plain,w500
 
続いて相手メールサーバーへの接続方法を指定します。
今回はセキュリティ保護なしの SMTP で接続したかったので、セキュリティ保護のチェックを外しました。

f:id:kazuakix:20161016220801p:plain,w500
 
設定内容が表示されるので内容を確認して 次へ を押します。

f:id:kazuakix:20161016222134p:plain
 
最後に設定の確認のためにメールを送ってみることのできるアドレスを指定します。

f:id:kazuakix:20161016221043p:plain,w500
 
無事にメールが届くと設定は完了です。保存 を押して設定を有効化しましょう。

f:id:kazuakix:20161016221135p:plain,w500