kazuakix の日記

Windows Phone とか好きです

Office 365 で多要素認証がブロックされた場合の対処

Authenticator アプリが動かない?

 Authenticator アプリで Office 365 に対する認証を拒否したとき、不正を通報する事ができます。

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 さて、通報するとどうなるでしょうか?

 答え)多要素認証がブロックされて、Authenticator アプリが応答しなくなります。SMS や電話による確認コードも送られてきません。

 新しくアカウントを追加しようとしてもこの通り。

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アカウントを追加できません
アカウントを追加できませんでした。アクティブ化コードが正しく、デバイスでこのアプリのプッシュ通知が有効になっていることをご確認ください。

英語だとこんなメッセージ

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Unable to add the account
We couldn't add the account. Please verify that the activation code is correct and push notifications are enabled on your device for this app.

多要素認証のブロックを解除する

 Authenticator アプリのメッセージからは読み取れませんが(少なくとも僕は)、この状態になった場合、AzureAD で多要素認証のブロックを解除する必要があります。

 Office 365 管理者センターから Azure Active Directory 管理センターを開き、設定の MFA に進みます。

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設定の中の、ユーザーのブロック/ブロック解除を選ぶとブロックされているユーザーが表示されます。 (この画面によると、ブロック理由は約 1 ヶ月前の報告...)

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 適当な理由を入力して、ブロックを解除します。

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 ブロック解除後、Authenticator アプリによる多要素認証が正しく動作することを確認します。

Teams ドキュメントのタイムゾーンを修正しておく

Teams ドキュメントの更新日時がおかしい

 Teams に置いたファイルを前バージョンに戻したいときは、 SharePoint で開く を選んで、ファイルのバージョン履歴を開いたりしますよね。

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 今日たまたま、ファイルのバージョン履歴を開いたら、更新日時がずいぶん遅れていることに気が付きました。具体的には 17 時間ほど。

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SharePoint のタイムゾーンを修正する

 SharePoint のサイトを開いて、右上の歯車アイコンから、サイト情報 を開き、すべてのサイト設定を表示 を選びます。  サイトの管理の中にある、地域の設定 を開き、タイムゾーン (たぶん 太平洋標準時 になっている) を「 (UTC+9:00) 大阪、札幌、東京」に変更して、OK を押します。

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 これでバージョン履歴の日時も正しく記録されるようになりました。気になって調べてみたら、別テナントで作った他 Team でもタイムゾーンが太平洋標準時になっているものがありました。保存したファイルの更新日時があやしい場合はサイトのタイムゾーンを確認してみてください。

Outlook on the Web に LinkedIn アカウントを接続する

Outlook で LinkedIn の情報を表示

 Outlook on the Web と LinkedIn アカウントを接続することで、メール相手のプロフィールに LinkedIn の情報を表示できるようになっていました。

 Outlook on the Web の右上にある「新しい Outlook 」を有効にした状態で、メールの受信者名・アドレスにマウスカーソルをあわせると、プロフィール カードがポップアップします。

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 プロフィール カードの中央おあたりに LinkedIn の候補が表示されるようになっていました。(メッセージはちょっと直訳っぽいですが...)

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LinkedIn アカウントの接続

 事前に管理者が許可しておく必要がありますが、LinkedIn の候補を表示しようとすると、アカウントを接続する事ができます。

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 接続は、2 回必要で、まずは LinkedIn を Microsoft アカウント (ここでは Office 365 アカウント) と接続します。

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 続いて、Microsoft アカウントと LinkedIn アカウントを接続。

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 これでアカウントの接続ができました。

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 ちなみに、接続したアカウントは Azure AD のプロファイル から いつでも削除することができます。

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プロフィールを表示してみる

 この状態で適当なプロフィールを表示してみます。

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 複数の候補がある場合は、Outlook の連絡先に結び付けるプロフィールを選択します。

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 Outlook のプロフィール カードがカッコよくなりました! 共通の繋がりや、相手の役職なんかも確認することができます。

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便利そうだけどちょっと微妙なところも

 ただ、日本語表示のプロフィールを検索しようとしたところ、検索結果はイマイチな感じでした。

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 また、この機能自体、以前あった Facebook コネクタの代わりのような気がするのですが、まだまだ日本では LinkedIn ユーザー少ないかなという気もします。個人的には Sansan とか Eight と連携してくれたら便利なのにな...と思います。