kazuakix の日記

Windows Phone とか好きです

Office ドキュメントのチャット機能が無効化されていました

ドキュメントのチャット機能

 ほとんど使った事がなかったのですが、Office / Office Online では以前から、共同編集をしながらチャットできる機能がありました。

 最近、チーム内でドキュメントを共同編集する事があり、相談しながら進めようとしたところ、こんなエラーが表示されました。

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管理者によって設定されたポリシーにより、ドキュメントのチャット機能は無効になっています。

 チャット機能は Skype for Business と連携していて、有効・無効は自分で設定できるものではなく、サポートに問い合わせて無効化してもらう必要がありました。 不思議に思っていたのですが、よく考えたら うちのテナントは 11 月末で Skype for Business から Teams へ移行したので、それで使えなくなったような気がします。これからは Teams を使ってねという事なのかもしれません。

コメントを利用した共同作業

 これまでのような感じでドキュメント中で共同作業する方法として、コメント機能が追加されています。 例えば Excel であれば、これ

コメント

 校閲タブの [新しいコメント] でコメントを追加できます。

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 共同編集者がコメントを入力するとスレッド表示されます。[コメントの表示] でまとめて表示することもできます。これまでのチャット機能のようなイメージですね。

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 ただ、コメントはまだ機能の展開が完了しきっていないようで、機能が有効になっていない Excel のコメントに返信しようとすると、ファイルを変換するか確認が表示されました。

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 機能が有効になっていない Excel で表示すると、こんな感じに表示されてしまいます。

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メモ

 ちなみに、コメントが有効になった Excel で以前の吹き出しコメントを追加する場合は、[新しいメモ] を使います。

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Skype for Business から Teams への移行準備

Skype for Business から Teams への移行

 先日、うちのテナントにも 「Microsoft Teams への移行が予定されました」というメールが来ていました。今月末には Skype for Business から Teams への移行がおこなわれるようです。

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 Microsoft Teams & Skype for Business 管理センター でもカウントダウンが始まっています。

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移行したらどうなるの?

 今、大半のテナントは Teams と Skype for Business が共存する、アイランド モードというモードで動作ているのだと思います。

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 今更ながら、共存に関するページを読んでみると、アイランド モードでは Teams は Temas 同士、 Skype for Business は Skype for Business 同士といった具合に、別々に動くそうです。*1
 対して、Teams Only モードでは、Teams が基本となり、Skype for Business からのメッセージも Teams で受けるようになるようです。

試してみる

共存モードの指定

 Microsoft Teams & Skype for Business 管理センターでは、アイランド モードと Skype for Business のみ しか選ぶことはできませんが、PowerShell を使うとその他のモードを試してみることができます。

 まず、PowerShell で Skype for Business に接続し、Get-CsTeamsUpgradePolicy でポリシーの一覧を見てみます。

$session = New-CsOnlineSession -Username xxxxx@xxx.onmicrosoft.com
Import-Pssession $session
Get-CsTeamsUpgradePolicy

 たくさんのポリシーが出てきますが、Mode が TeamsOnly になっている Tag:UpgradeToTeams というポリシーがあるので、これを使ってみます。

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 ポリシーの適用は Grant-CsTeamsUpgradePolicy を使います。設定は慎重に対象ユーザーを決めて...と言いたいことろですが、-Global をつけて問答無用で全員万歳特攻です。(常識のあるテナントではマネしてはいけません)

Grant-CsTeamsUpgradePolicy -PolicyName Tag:UpgradeToTeams -Global

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Skype for Business を起動してみる

 Teams Only モードに切り替えた後で、Skype for Business を起動すると、Teams に誘導されるようになっていました。Skype for Business を開始することはできますが、過去ログの表示程度で、新しくメッセージを送ったりはできないようです。(他から Skype 会議に招待されたら参加はできるようです)

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 他の Skype for Business ユーザーからメッセージが来ると、ちゃんと Teams で受けることができました。組織外のユーザーからのメッセージでも大丈夫です。

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 ただ、一般の Skype からメッセージを投げてもメッセージは届かず、Skype 側にもメッセージが送れないという通知はされませんでした。これまで、Skype と Skype for Business でメッセージのやりとりをしていた場合は注意が必要になりそうです。

 

 その他、会議予約なども Teams だけになるなど、運用が変わるところも出てきそうです。自動移行前にいろいろ試して備えておきましょう。

 

*1:「別々の島で動く」と表現されています。だからアイランド モード? ...わかりにくいですね

Microsoft Teams & Skype for Business 管理センター で Teams のゲストアクセスを有効にする

Teams のゲスト アクセス有効化

 新しいテナントで Teams のゲスト アクセスを有効にしようとしていたのですが、Office 365 管理センターの 設定サービスとアドイン で、ゲストのオン・オフが変更できなくなっていました。

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 ちょっと分かりにくいですが、徐々に設定項目が Microsoft Teams & Skype for Business 管理センター に移っているようです。

Microsoft Teams & Skype for Business 管理センター でゲスト アクセスを有効化する

 Microsoft Teams & Skype for Business 管理センター を開いて、組織全体の設定ゲスト アクセス の中の Microsoft Teams へのゲスト アクセスを許可する を オン にして、保存します。

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 設定が反映されるまでに、2 ~ 24 時間かかるそうです。少し待つと Teams で外部ユーザーを追加できるようになっていました。

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 ただ、サービスとアドインの設定項目はオフのままのようです。

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グレーアウトのままでもいいので、ここもオンになってくれるとわかりやすいんですけどね。